扇子(せんす)扇(おうぎ)のこころ

扇子(せんす)扇(おうぎ)の成り立ちから 種類、作り方、使い方等、幅広くご紹介致します。 『和』のこころのお役に立ちますように…。

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扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途10


写真は和紙、和風扇子ウサギ柄


人を叩く
落語で自分の頭を叩いたり、踊りの師匠が弟子をたしなめるのに、
手ではなく扇子を使って頭を叩く。

空中で叩く所作をもって叩いたことにすることもある。
(但し、武士階級では扇子で頭を叩かれる(叩く)行為は
非常に屈辱を与える(あるいは受ける)物とされた。
扇子で頭や手足を叩く行為は明治以降に行われる様になったと思われる。)

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途9


写真は髑髏柄の扇子。インパクトあります。スカル 紳士用扇子

張り扇

講談師が講談の最中に、調子取りと音を出すために、釈台を叩く。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途8


写真は招き猫マスコット付き 猫の扇子

口を隠す

礼儀として、笑うときに歯が見えないように口の前を覆う。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途7


写真は舞扇子/華乃舞/桜ながれ黒

舞踊の小道具

日本舞踊や能楽における小道具として、
また仕舞・素踊などの際に
本来の舞台において用いられる小道具の代りとして用いられる。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途6


写真は舞扇子/華乃舞/かすみ・紫

棋士の思考の際の手すさび
 
将棋や囲碁の対局時、将棋の棋士や囲碁の棋士が考える際に
手で開け閉めしていることがある。

これは数十手先の着手を読む際に、
開閉の単調なリズムが思考へ好影響をもたらすためである。

なお扇子の開け閉めは相手にとって雑音として受け取られる場合もあることから、
極力自分の考慮時間中に行う事が相手に対する礼節とされている。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途5


写真は紙扇子・写楽 22.5cm

弓矢の的
かつては、日の丸の扇子(白地に赤い丸が描かれている)を開いて、
弓の的にした事例がある。

源平合戦で弓の達人と言われた那須与一が、
平氏の船の上に掲げられた扇の的を射抜いた故事は有名。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途4


写真は日の丸扇子★9寸(約27センチ)☆京扇子

胸に挿す
女性が和装の際に、懐剣の代用として帯に扇子を挿す。

懐剣(かいけん・ふところがたな)とは、護身用の短刀。
多く合口拵が用いられた。

室内など日本刀の使用が制限される場所で
奇襲を受けた際の護身武器であるほか、
女性の婚礼衣装の付属品としての用法もある。

護り刀ともいう。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途3


写真はお子様用扇子 8寸舞扇 流水桜

挨拶の境

座って挨拶をするときに、胸元から畳んだ状態の扇子を自らの膝前に置き、
それを境にするように相手に礼を行う。

これは扇子に自他のさかいをつくる結界としての役割をもたせたものである。

葬儀の際に喪主に挨拶する場合なども同様に行う。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途2


写真は扇子入れ(1本入)

落語の見立て

落語でのうどんなどを食べる場面で、
畳んだ状態での扇子を箸に見立てて用いる。

場面に応じて、刀や望遠鏡など様々な見立てがなされる。

手拭と並んで重要な落語の小道具。
噺家の隠語では扇子は風(かぜ)と呼ばれる(ちなみに手拭はマンダラ)。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途1


写真はMUSIC扇子/ト音記号(扇子のみ)


風を送る

扇子の主用途。

暑いときに、手元で扇子を開いて
自ら風を送ることで涼しさを得ることを目的に扇ぐ。

繊細な構造であるため、
強い風を送るのには向いていない。

炭火をおこす場合に扇ぐ用途には向いていない、
渋うちわか火吹き竹が妥当であろう。

成田山等の寺社で護摩を焚く場合には、
点火後、扇子を広げて火を扇ぐ所作が見られる。

実質的な着火の用途でないのであれば扇子のほうが美しく見える。
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