扇子(せんす)扇(おうぎ)のこころ

扇子(せんす)扇(おうぎ)の成り立ちから 種類、作り方、使い方等、幅広くご紹介致します。 『和』のこころのお役に立ちますように…。

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扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途20


写真は京都くろちく◆ 扇子 ◆

盆の代用として(贈答時)

扇子に金封をのせてさしだすこともある。

このとき要を手前にして、金封をのせ、
相手の膝前に要がむくように、転回してさしだす。

これは本来盆にのせてさしだすところを
扇子で代用するという意味をもつ。
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扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途19


写真はユニークな吉祥文字柄扇子

羽根扇子・ジュリ扇(ジュリせん)

日本で羽根扇子を用いた舞踊は宝塚歌劇に見る事ができる。

主に歌劇中の女性貴族の持ち物として用いられ、
劇中の華やかさを彩る物となっている。

1990年代にはディスコで踊ることが流行し、
ジュリアナ東京でも多く用いられたことからジュリ扇とも呼ばれた。

またこの羽根扇子はストリップなどの舞台でも
小道具として使われることがある。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途18


写真は手ぬぐい地扇子朝顔(赤)

応援

応援団が和装で声援を送る時、
手に「必勝」などの文字が描かれた扇子を振って調子を取る。

鉢巻に挿す場合もある。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途17


写真はシルク 男物扇子 着物柄


軍配、軍扇(ぐんばい) - 軍配うちわ(ぐんばいうちわ)の略。

戦国時代の武将が、戦の采配を揮うのに用いた。

軍扇、陣笠、太鼓の三点を「三品」という。
また、軍扇と采配の組み合わせを「軍扇揃い」とも。

川中島の合戦で武田信玄が、
陣中に単騎斬り込んできた上杉謙信の太刀を軍扇で受け止めたという逸話は有名。

三国時代の蜀漢の丞相、諸葛亮が使用していたといわれる羽扇も、
意味合い的にはこれに分類される。

相撲においては、行司が勝敗判定を表すために使用する。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途16


写真は【伊場仙】男性用 扇子「麻扇子 瓢箪(ひょうたん)」扇子袋付き・桐箱入り


密書

鉄扇と同じく、軍事的・武器的用途としての「仕込み」のひとつである。

和紙を貼って作られるという点を利用して、
裏側に文書を記録しておく。

侍にとって印籠や扇子を持つことは一種のファッションであった為、
取調べを逃れることが容易であった。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途15


写真は小さく縮めて携帯に便利♪のびちぢみ扇子(えんじ・うさぎ)


武器、護身用

骨に鉄を用いた「鉄扇」はほとんど鉄棒と変らないため、
殴打用の武器となる。

かつては刀剣などの武器を持込むことが禁じられた場所において、
護身用の暗器として多く用いられた。

扇子の紙の弧の部分に刃や針を仕込んだものの他、
骨組みが稼動しない物に短刀クラスの刀身を仕込んだ物などが考案されている。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途14



写真は日本の伝統美金箔地飾り扇子(大)桜


贈答

能楽で節目の舞台をする時に、出演者や贔屓の方に配る(被き扇)。

落語などでも行われる慣習である。

かつては販売促進の物品に使われていたこともあったようだが、
うちわにその座を追われた格好である。

この他、平安時代などに於ける貴族階級で
上位の階級の者が親しい階級の者に下賜するときの贈答品としても用いられた。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途13


写真はミッフィー和シリーズ 扇子 5寸鳥柄 臙脂


装飾

置物として飾るためだけの扇子。
扇子を美しい工芸品として評価したもの。

差し渡し1メートルに達する巨大なものもある。

和歌を書いて贈る場合の白地の扇子も装飾あるいは次の贈答の意味だといえる。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途12


写真は日本のおみやげに浮世絵扇子/ビードロを吹く娘

投扇

投扇興(とうせんきょう)といい、
扇子を的に向かって投げ、的を落とす遊びに用いる。

技の名前に源氏物語の帖名や百人一首などが用いられる。

扇子(せんす)扇(おうぎ)の用途11


写真は紳士祝儀扇/金銀モーニング扇子


ツッコミ用ハリセン

大きな紙を折り畳んで一方をテープで止めたものは、
「ハリセン」と呼ばれ、ドツキ漫才などでツッコミ用に使われる。
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